そうだ、京都行った(笑)

 ちょっと前のこと…。

 私は、京都にいた。名古屋のSと、京都デートの約束をしていたのである。「京都で、中大の試合を見る」というとんでもない企画だったのだが、何故か…実現へ(といっても、Sの恋人も一緒なのだが 笑)。
 正直、大学生だけだったらわざわざ行かない(笑)。具合もよくなかったし。
 でも、よく思い返してみたら、その試合は「京都ラグビー祭」の中での試合だった。ということは…確認すると、そう、「中学生決勝」と「高校生決勝」があるではないか!
 伏見工ー京都成章を生で見られる!
 ということで勢いに任せて行ってしまった。京都。大人のすることじゃないよなぁ…。


 強い雨が朝から降りしきり、止む気配は全く見えない。西京極競技場の僅かに屋根がある部分には人が詰め掛ける。それでも雨は吹き込み、そして試合は始まり、それでも観客はラグビーを見る。


 <京都府中学生決勝 洛南ー西陵>
  
 開始1分、西陵のノックオンから洛南があっさり先制すると、12分までに6本(いずれもゴール成功)と洛南のトライラッシュで、42-0と一方的な展開に。しかも、洛南の攻撃は力ずくでなく、交わして抜いていくラン、後ろのスペースがよく見えている美しいラグビーを見せてくれる。
 前半の後半、洛南に反則やミスが増えるが、その度にあっさりとターンオーバーでボールを取り返してしまう。これがラックにすらならない状態、1対1でもボールを直接殺しに行ってそのままターンオーバーしてしまうのだから、思わず呆れてしまうほどの強さ…というよりうまさだ。西陵はボールをキープすることすらままならない。前半終了間際に洛南がもう1トライ追加し、49-0として折り返す。 

 すわ、100点ゲームか?と思われたが、後半になって洛南の足もやや止まる。
 雨は冷たく、本当に寒い日だ。
 西陵も、相手のペナルティを起点に攻める時間が出てくる。こちらも、SOからのサインプレーでうまく裏に出たりするのだが、敵陣深くで自分たちの攻撃を決めることは叶わなかった。結局洛南が2トライを追加し、63-0というスコアで優勝。

 ハンドリングも、走る際の足場も不安定にならざるを得ない中、見事な戦いを見せた中学生たちに拍手を。

 洛南は強いチームである。冬のジュニア花園に出てくる時には京都府代表のコンバインドチームのメンバーということになるのだろうが、非常に楽しみだ。

 ところで…。
 中学生も、以前は15人制だったと友人に教えてもらったが、いつ頃から12人制になったのだろう。誰か教えて下され(笑)。


 <高校生!京都府大会決勝 伏見工ー京都成章>

 雨の中、ガチンコのぶつかり合いでどちらもミスが出るし、どちらもディフェンスは必死で、自ずとロースコアの展開になる。前半22分、伏見工が相手のキックをキャッチしたところから左に展開、14か15(多分)がゲインすると、6がいいつなぎを見せ、順目に受けた11がトライ。 14のゴールは外れ、5-0。
 30分、ここまであまりモールを押し込めなかった成章が、伏見工ペナルティからようやくモールを押してゲイン。止まった所で、ディフェンスの意識が外にいっている隙を突き、9がゲインするとそこから10(か12。確認できず)がトライを返す。ゴールも決まり、7-5となったところで前半終了。

 後半は伏見が成章陣で試合を進めるが、相変わらず雨が強く、互いに得点を挙げることが出来ないまま時間が過ぎる。29分、伏見工は、相手のペナルティ(更にレフェリーに何か言ったため下げられる)から、タッチキックでチャンスを得ると、最後は11がスワーブで相手を抜き去りトライを挙げ、ゴールも決まって12-7として勝利を手にした。

 
 伏見はもう、パスで抜くラグビーはしないのかもしれない…などと、去年の花園予選決勝を思い出したりしながら考えていた。真っ直ぐに走りゲイン、つかまったらラックとなる前に素早くボールをつなぎ前へ、というスタイルなのだが、これはこれで熟成すれば面白そう…とは思うものの、文字君の幻影が消えないので、一抹の寂しさがある。バックスリーのスピードと、6番の柔らかさは秀逸。

 このレベルになると、両チーム実にキック処理がしっかりしているということにも感心する。ひどい雨だというのに、ミスらしいミスはなかった。さすがだ(比べて、大学生たちはちょっと彼らのつめの垢を煎じて飲むといいよ…飲んだ方がいいよ…)。

 成章も、中盤では積極的に攻撃をしかけていたが、モールが押し込めず、BKでチャンスはあっても決め手がなかった。この辺りが個人的にはどうしても「物足りない」気がしてしまうのを、覆す試合が見られる日をちょっと待っているのだが…(これは最近のテーマなので、こういう呟きが多くてもご容赦いただければ)

 伏見工が成章に勝ったのは実は久しぶりのことらしい(’07花園予選以来ということか…花園予選は二年連続で負けているし、春は去年はインフルエンザで中止だったのだ)。
 互いにFWに怪我人が多く、ベストメンバーではなかったようだが、雨を気にせず、小細工せず、お互いに出来る事を出し切っての勝負という雰囲気で、秋へ向けての小手調べは双方手ごたえがあったのではないだろうか。 

 
 一番印象に残ったのは伏見の6番。実にいい位置にいて、リンクプレーヤーとして見事な働き。そうしたら何と偶然、私の横で見ていた方がその西村紘基君のおばあさまでした。世の中には偶然というか不思議というか、そういうことってあるんだなと驚く。ふとしたことからお話したのだが、嘘偽りなく「いい選手ですね~」と申し上げたらすごく話が弾んだ(笑)。西村君、「誉めていた人がいはった」とおばあちゃんが仰ってたらそれは私です(笑)。秋を楽しみにしています(読んでないから)。

 

 <大学生… 立命館中央

 一緒に見ていたSが試合前に「姉貴は今年で中大の応援を卒業してしまうのではという気がしている…」と呟いた。
 よく気づいた!
 さすが私の一番の愛人!(なんのこっちゃ)
 去年のシーズンの後半、「もうこんな、チームとしての組織はなっちゃいないし、かと言って選手もいまいち煮え切らないし、このチームは駄目だ!何かあると思ったのは私の見込み違いであった!見るべきほどのものは見つ(←BY 平知盛…だったか いい言葉ですよね~)。もうこれ以上無駄なストレスで振り回されるのはたくさんだ~」という気持ちで、ぷつっと切れてしまった瞬間があって、それ以来、気持ちが再びつながってこないのだ…。まあ、何故そうなったかはいろいろ…。
 しかし。
 今年の四年生だけは、一年生からずっと見てきて好きな選手がいっぱいで、とても思い入れのある学年なので、この一年だけは絶対しっかり見届けて卒業するのだ。頑張れ松下キャプテン(君を見てきた私の日々も集大成)。
 Sがささやく「うーやん(注:2年生の宇野君のこと)もいるんだから、ずっと応援しようよ~」。
 あんた、そんな年がばれるネタを…って君は名古屋の人だから許すよ。うーやん…宇野君は本当にいい選手で好きだけど…堀野君とか丸井君とか、徳永君とか、一年生で入ってきた高橋君とか、好きな選手は確かにいっぱいいるんだけど…。
 中央大学を見たおかげで、大学ラグビーについて大変考えさせてもらった。考えてみて、OBでないと、応援し続けるのは結構きついなということも分かった。簡単には書けないのだが…とりあえず。

 
 まあ、そんな気持ちであっても、とにかく、4年生(と好きな選手)のことは応援する。
 ただ、この試合は、事前発表によると大塚大輔君も烏田一平君も出ないらしい。一体何を見ろと?(山下君も松下君もいるじゃん!)
 対して、立命館の方は、プログラムによると、SOに工藤良麻の名前が。東福岡初優勝時のSO、見たかった~見られるならラッキー!だったのだが、怪我?で出場していたのは東郷選手。
 しかし、この東郷選手非常によかった。的確なところに落とすキック、その後のチェイスに激しいタックル。幾度となくチャンスを作り、なかなか中央ペースにさせなかったのは見事。雨もあって、キック主体のゲームではまさに正しいゲームメイクだったのではないだろうか。

 
 中央のキックオフで試合開始。これが失敗でいきなりセンタースクラム。これが全てを象徴するかのように、中大は組織がばらばら。正直、単純にFWの強さで言えば立命館に負けるようには見えないのだが、ミス、反則、自分で試合を壊しているのはいつものこと。春ならこんなもんだろうなー、秋でもこんなだもんなーと、どんどん感情が磨耗してくる自分が寂しい。
 寧ろ、意思統一が出来ているように見える立命館は、11分相手ペナルティからタッチ→ラインアウトからモールで7がトライ(ゴール失敗)、16分、相手のハイパントをキャッチしたところから10が相手タックルのタイミングを外しうまくゲイン、つないで13がトライ(ゴール失敗)で10-0とリードする。
 しかし、この後立命館のダイレクトタッチからのラインアウトを起点に、中央がFWで無理矢理ゲイン、ラックを連取後7が力ずくでトライを決める(ゴール失敗)。、5-10。更に39分、中央がラインアウトからモールを押し、3が右サイドを突いてトライ。ゴールは外れ(宇野君、2本外して故郷に錦飾れず)、10-10で前半終了。

 後半、立命館は、ディフェンスをしっかり頑張ろうとする意図は見えるのだが、ラックでことごとくオフサイド。大学選手権などだけでも、関西のチームを見てここのところ感じるのは、関西リーグのラックのスタンダードというのが著しく間違っているのではないかということだ。どのチームも共通して横から無造作に入ってくる場面が目立つ。関西全体で直さないといつまで経っても関東のチームに勝てないのではないか、と思う(少し伺った話だと、関西の方はレフェリーの判断基準が今ひとつ不明確で、チームが対応しきれない部分があるのだとか。「でも、高校では出来てるんだから、ねえ…」とその方も考え考え仰っていた)。
 ということで、真面目さを見ると立命館を応援したい気もするが、いかんせん弱い。しかし、中央もそんな相手にチャンスを作れない。
 
 私は、組織的な攻撃というものが見たいです…。

 ということで、後半は膠着したまま得点は動かずに終了。

 立命館に関しては、今まで書いてきた通り、意図を持って戦っているし、真面目さも伝わってくるし、いいチームだと思う。多分単純に力が足りない(単純に選手層が薄い。多分)。

 中央は…攻撃は諦めておくとしても、防御が駄目すぎ。「怪我したくありません(あるいは「出来ません」)」と画面いっぱいに書いてあるかのようだった。時期的にその気持ちも分かるけど…これは一応有料試合なので、もう少し気持ちの入った試合を見せてくれ(Sも「いまいちだった」と言っていた…よね?!)。
 後半、出ないかと思っていた烏田君が出てきて、彼のタックルを見て始めてこの日ちょっとだけ満足した(宇野君とか、徳永君はややよかったんだけど…)。私は、やっぱり大塚大輔君と烏田君のタックル見ないと中央の試合を見た気がしない(やっぱり一緒に卒業か…)。

 そんな感じです。辛口モードだなー。
 無理矢理前向きとかそういうことが出来ないので…。
 春シーズンってそんなもんですけどね。

 こんなまとめでいいのか。もういいことにして下さい。でも記事になったからよかった~(ってことにして下さい)。


 女子ラグビーもあったのですが、スケジュール的にいっぱいいっぱいで、メモとれませんでした。
 近鉄ライナーズの通訳の女性が活躍されてました!やってるんだなー。


 おまけ
 <京都にて>
 今回、以前から行きたいと思っていた「楽美術館」についに潜入!もとい、入場!
 やっぱりお茶碗はいいですよね。観光シーズンでごった返していたにもかかわらず、ゆっくり見られました。お奨めです。
 
 そして、友人が連れて行ってくれた「大人食堂 雲」。オーナーの越智さんは、東山高校でSHをしていたラグビーマン(角濱選手とかと同級生みたいです)で、京都府代表に選ばれた経歴もお持ちの、はしっこそうな方。お料理がとてもおいしく、居心地がよくて楽しい時間を過ごせました。
 個人的に、「家で思わず作ってみたくなるような料理を出してくれる」のがいい居酒屋の一つの条件だと思っているのですが、ここのはすごくそう感じるものが多くて、もちろん真似できないものもありつつ、早くも我が家の定番メニューになったものもあります。
 関西の方はあまりこのブログを読んでいるなんてなさそうなんですが、関東の方でも、京都に行かれた際にはもしよかったら…。HPはないみたいなのですが、「大人食堂」で検索してみて下さい。
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by kefurug | 2010-06-15 00:15 | rugby

とりあえず、非常に個人的な思いを書き綴ります。


by kefurug