’07~’08花園 Review(と雑感)

 日常も落ち着き、風邪なのをいいことにいろいろなことをサボって花園のビデオを見直す。



 今年はノーシードの北陽台と尾道のおかげで本当に面白い展開に。
 私にはある才能(?)があり、たとえ結果を知っている試合であっても、録画をものすごく感情移入して見ることが出来る。’97年度の久我山ー伏見工の決勝なんて、未だに見ると「ここでトライとったら伏見勝つんじゃ…?」と思う。’02の啓光ー東福岡も、ヒガシが和田(法政)→山本(法政→NEC)とつないでトライとったところで「いける!!」と思ったり(いけるわけない)。よって、今、花園のビデオを見る私はいちいち新鮮に全ての試合を味わっているのである(単純、あるいは物忘れが激しいとも言う)。

 前年度、圧倒的な二強だったチームを先達(?)に持つ東海大仰星と東福岡は明暗を分けた。東海大仰星は、大きすぎる自分たちの影に潰れた。そう見える。東福岡は、前年度がタレント集団だったことが幸いした。去年の派手さの陰にうまく隠れることで、逆に去年のチームを超えた。その辺に関してはまたゆっくり書きたい…書けるかな。今年の東福岡、やはり奥深い。

 シード校全体でも明暗はある。Aシード三校はきっちり準決勝に勝ち上がり、役目を果たした。桐蔭だけは、当事者は悔しさの残る大会だっただろうが、今年はこの三校が高校ラグビーシーンを引っ張ってきたなあと改めて感じた。桐蔭は最初に入った三回戦までの山が一番楽な組み合わせだったのが災いしたか。成長という意味で響くかなあという気がしていたのだが。
 Bシードでも、佐賀工、流経大柏は大健闘と言えよう。佐賀工は、選抜を逃したにも拘らずワールドユースで桐蔭に勝った時に「ん?」と思い、九州大会で東福岡に17-19、で「もしかして強いかも…」と思ったが、生で見る機会もなく、ほとんど情報もなく(笑)。準々決勝は東福岡相手に、本当にいい試合で、見た後思わず涙した。解説の藤島大さんも仰っていたが「語られるべき敗戦」。近場で挑みつつ、HB団のゲームコントロールがしっかりしていたからつまらない試合にならなかった。やはり司令塔は重要。
 流経大柏。結構試合は見ていたのだが、これだけ本番で桐蔭相手にやれるとは思わず。すみませんでした(ぺこり)。ただ、スーパーリーグ、関東大会、録画で千葉県予選と見ても、なんか強さがよく分からなかった。今回は何かスイッチが入ったのだろうか。サッカー部に先を越された全国制覇。今年のチームはどうなるのだろう。監督、優しくなってたりして…(多分、ない)。
 もう一校、茗渓学園。ベスト8を目前に、佐賀工に抽選で敗れる。でも太田キャプテンのコメントがいい。「僕たちは負けずに終わったから伝説ですよ。」こんな洒落たことは言おうとして言えるものではない。素敵な若者、将来楽しみだ。簡単に真正面からはクラッシュしないあのラグビー、もう一度見たかったな。

 この三校の試合をレベルを測る基準とすることで、地区予選の決勝でどんな感じの仕上がりだと花園でこれくらい通用する、という雰囲気が改めて分かって大変勉強になり、参考にもなった。これから花園予選を見るのに役立つはず。あらためて各校の頑張りに感謝。


 シード校の「暗」の方。筆頭は最初に触れた東海大仰星だろう。ただ、選抜で同じ顔合わせで尾道が7-10とあわや勝ちかけたこと、どうもその後も仰星が上がってこないことなどを見ていると、アプセットありえる…というより、一番あり得るのはこの試合だと思っていたので、まあ仕方ないか(何が…?)。去年が強すぎたから、幸運の方でバランスをとったのだろう。
 実は、私は一番暗い、暗くなるべきなのは久我山だと思う。選手は別にならなくていい。四日市農芸には辛うじて(本当に辛うじて)勝つも、天理になす術もなく敗北。圧勝しながらミスも目立った都決勝、あの後何をしていたのでしょうか。いくらFWとBK、それぞれエースが戦線離脱(出ても万全ではない)していても、人材は豊富なはず。監督は真剣に考えるべきでは。何がいけないのかという本当の原因を…。
 と書いてみたが、一番暗くなるべきは仙台育英だった!!仰星は二回戦で負けるも接戦、育英は大敗である。結構言葉を失う敗戦だっただろうが、これもよく考えないと。去年は自分たちと同じようなタイプで選手がより優れているチーム(大工大高)相手に普通に負け、今年は自分より小柄だがDFもATもしっかり練られたチームにひねられて負ける。やっぱり、選手たちの頑張り以上のところに原因はあるのではないか。選手はいいもん。外国からも関西からも連れて来てるし(こういう言い方はあまりよくないかな…)。
 もう一つあった。大工大高…?思わず「?」をつけてしまうが、あまり後味がよくない終わり方。マスコミもあまり好意的には取り上げていないし。どうも、自分たちが強豪だという事実に対する感性が金属疲労を起こしている感じ。一度負けるのもそれはそれでいいものですよ、と逆に言いたくなってしまう。大人の思惑と高校生の青春は別なんだけど…。

 と、シード校について振り返ってみると、やはり、北陽台、尾道、よくやった!!という思いにかられる。体を心が超えていく瞬間を味わえることもあったのだろうな。今年生きていた私たちは、今年の花園を見られて幸せだ。
 
 「暗」についてが長くなってしまい、爽やかさが薄い。これで「暗」は終わるので、次からは爽やかな(笑)花園へご招待いたします
 
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by kefurug | 2008-01-18 23:50 | 高校ラグビー

とりあえず、非常に個人的な思いを書き綴ります。


by kefurug