人気ブログランキング | 話題のタグを見る

5月6日

 暑いぐらいなのに、日陰は寒い。まだ5月。



第一試合 順位決定戦の一つ 春日部22-15浦和工
 得点の内訳は春日部4T1G、浦和工2T1G1PG。力は拮抗していた。同点で迎えた28分、春日部がチャージから猛然と攻め込み勝利を手にした。
 互いにモールを押し込むことが出来た場合がトライにつながるというシンプルな構造。両チーム、CTBのところで抜きたいのだが、そこで何か工夫があるというわけではないのでディフェンスにつかまり敢無くジ・エンドという局面が多く、もったいない。サインプレー自体が目的になってしまって、状況に合わせた動きになっていないかも。CTBがきれいに突破するにはよほどの工夫か、ナチュラルに強い選手をおくかでないと難しいのかなと実感。
 浦和工も理屈をきちんと教えてもらっている感じ。攻撃力がつけば強くなるかな…。


第二試合 同じく 進修館 24-19立教新座
 進修館の方が結局強いのでは?という予想を裏切り、立教が勝ちかけた(笑)試合。FW戦の部分はやはり進修館が強いのだが、進修館はそれを試合全体に活かせない。前半12-0で折り返すも、後半早々に相手陣22m付近でもらったペナルティでゴールを選択、しかも決まらず。これが流れを象徴しているというか…前半、パスがうまく通らず不発だった立教のバックス攻撃が決まり始め、シーソーゲームとなる(ただし、バックスが起点となるもトライはいずれもFW。特にNO8は2本決めており、出色の動き)。24分には立教が3本目のトライを決め19-17と逆転。しかし、そのバックスのパスミスから28分進修館にトライを許し、時間切れ。古豪が関東を争う戦いに勝ち残った。
  立教SO、ファンタジスタ系なのだがこの日はちょっと両刃の剣。工夫と紙一重の雑さとでちょこちょこピンチを招く。しかし、後半の反撃を引っ張ったのも彼。やっぱり秋が見てみたい。

 
第三試合 準決勝 深谷38-19正智深谷
 面白い試合(笑)。5分に鮮やかに先制した後、前半24-0と深谷が一方的に試合をもっていく。正智はラインアウトが全くとれず、アサエリも止められ沈黙。
 しかし、後半は正智らしい素の強さ全開。立ち上がりに深谷が「駄目押し」のトライを挙げ、試合が決まったかに思われたが、5分、10分、20分と正智が3トライを挙げ31-19まで追い上げる。一旦抜ければ速い、強い。また、後半になってラックも正智が制圧するようになると、深谷は気の緩みもあったのか、仕留めのところでミスが目立つようになる。完全に正智に流れがきていたのだが、残り時間5分頃、正智は深谷陣深くでのラインアウトを失敗した上にペナルティを犯す。ここからペナルティが続きみすみす流れを手放す。29分、深谷がモールからやっと駄目押しのトライを挙げ、38-19で試合終了。結果こそダブルスコアだが、正智の個々の力は本当にすごいと実感した。アサエリを起点にバックスが走りきると、とりあえず埼玉県内では簡単には止められない。
 深谷の強さは本物か、たまたまか。後半の脆さを考えるとまだまだ分からない。
 
 
第四試合 準決勝 熊谷工32-5浦和
 予想通りか、予想に反してか、一方的な試合。前半はなんとか10-0で折り返すものの浦和は苦しい展開。立教相手にバックスで取れなかったのだから、この日も無理だろう…と思ったとおり、バックスでは抜けず、モールで攻めたいところだったがモールも組ませてもらえず、組めても押せず。バックスで何とか確実に取れる手段の構築も必要だが、何となく見ていて頼りない気がするのは何故だろう。精神力も鍵となるだろうか。
 熊工も相手のミスにうまくつけ込めないのは変わらず。どうしても迫力を感じないのは何故だろう(って、何故ばかり言っていても仕方ないが)。それでもここ二年やられ続けていた相手を叩きのめしての勝利は大きい。やはり強いのか???

 
 熊工の正体がどうしても分かりません。どうして迫力がないんだろう…。


 
by kefurug | 2008-05-06 20:48 | 観戦記(高校)

たまに書いてます


by kefurug