噂の的

 圧倒的なエースの不在。



 今年の関東大会はその物足りなさがつきまとったのかと思う。
 留学生という存在をどう考えるかということの是非はともかく、正智がきちんと強ければ留学生=エースをどう止めるか、彼らがどう華々しく相手の息の根を止めるかに興味はそそられずにはいなかったし、桐蔭が強かったこの年月、キャプテンがエースとしてチームを引っ張り、彼らがどう戦うかというところに焦点が明確に存在した。そこから全体を俯瞰しやすかった。
 このことに思い至ったのは、選抜で、東福岡が負けた際に、優勝候補というのは見るものにとっての焦点となる存在なのだと実感したばかりだったのが大きかった。


 そして、自分がつい茗渓が気になったのは、キャプテンにしてエース、川島淳之介がいるからなのかもしれない。
 久我山は一人一人のアベレージは高いが、いつも「ここで勝負」というエースがはっきりしない(だから負けるんだろう)。流経柏の今年の注目株、山崎基生、榎真生は、強いが、目立つが、ここぞという時に頼れるエース、という雰囲気までは漂ってはいない(これからだろうな)。

 川島も、久我山相手にチームを勝たせられないのだから、ちょっとまだ弱いのだ。しかし、チームの中で彼が鍵を握っているというのが明確であるのは、チームとしての弱み(彼を潰せばチームが機能しない)であると同時に、強み(チーム作りがぶれようがない)である。 
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by kefurug | 2008-06-11 21:26 | 高校ラグビー

とりあえず、非常に個人的な思いを書き綴ります。


by kefurug