今日は

 東北大会二日目。



 Ⅰ部、Ⅱ部トーナメントの勝ちあがり同士の四試合が行われた。

第一試合 秋田工(秋田二位)55-5石巻工(宮城三位)
 秋工は秋田二位での出場。昨日の対鶴岡工戦も大勝で、ちょっと力の差は目立つ。
 石巻工がボールを持っても、あまりにもあっさりとターンオーバー成立。サインプレーをつかうまでもなく抜けていく秋工バックス陣。
 …なのだが、その割りに、トライを取るのに時間がかかる。その辺りが秋田二位ということなのかもしれない。

 石巻工、仙台工、仙台三高あたりが奮起しないと育英の天下が続いてしまうのだが…(気持ちだけでなく、戦い方の工夫において奮起しようはあるのではないかと)。


第二試合 盛岡工(岩手二位)29-24秋田(秋田三位)
 今日一番、面白かった試合。先制は秋田。立て続けに3本トライを重ねる。
 盛工は、岩手二位で出場しているものの、岩手県大会で事故があったために決勝戦が中止。実質一位と考えてもおかしくないので、秋田三位の秋高とは力がもっと開いているかと思ったが、意外な展開。秋高が勢いを見せて前に出ている。
 しかし、前半最後に盛工が1トライを返してから、後半は盛工ペースで試合が進む。秋高もボールを持つ機会はあるのだが、前半の頑張りが消耗につながったのか、ハンドリングエラーやパスミスが出て自らピンチを招いてしまう。後半1トライを加えるも、ゴールキックとPGの差で盛工がぎりぎり勝利。

 体力があったら秋高が勝ったのではないかと思わないこともない。
 秋田三位の健闘(? 失礼かな)に、岩手の強さがよく分からなくなる。


第三試合 仙台育英(宮城一位)21-0黒沢尻北(岩手一位) 
 新人戦で見た時に、印象に残っていたチームが黒北。スピード感溢れる展開ラグビー「を目指している」戦いぶりが熟成すれば面白いと思っていたが、昨日、今日とまだ不発。これもハンドリングエラーが多い。
 さすがに岩手一位での出場だけあり、きちんとタックル。前半は0-0で折り返す。しかし、やはりこれも育英の個々の強さにぶつかっていったことが段々きいてきたのか、後半は近場のタックルを外されるシーンも増え、3トライを献上。結構ボールを持つ機会はあり、スクラムもモールもそれなりに対応していたので、アタックでの技術をしっかりすればこれからいいラグビーになりそう…な可能性があると思う。

 対する育英、昨日もほんの少し書いたが、今日も見ていて、大丈夫?と余計な心配をしてしまった。今まで鍛えられたことで培ってきた個々の強さとか、今までの経験値とか、そういうところで勝利を得たけれど、このチームはここが工夫されていて、ここを強みとしてこういう戦略で戦っているんだ、というのが、見えない。留学生とキャプテンが抜けたら芯がない感じ。ここからどう勝負するのだろうなぁ…。

 育英のキッカーはコンバージョンは難しい位置から3本とも決めたのに、簡単な位置のPGを2本外してしまった。そんなところにもチームの雰囲気が現れているような気も…。
 

第四試合 青森北(青森一位)40-0秋田中央(秋田一位)
 開始早々は激しいディフェンス合戦。秋田中央はタックルから相手ノックオンを誘い、青北はラックでターンオーバー。しかし、それでも個々の強さを生かした攻撃で青北があっさり先制すると、力強いバックスのランでゲイン、相手ペナルティも味方につけトライを重ねる青北と、攻め込みながらも、バックスで取りきれず、フォワードでも押し切れず、最後はペナルティを犯しボールを手放さざるを得ない中央とのコントラストがくっきりしてくる。前半だけで26-0。後半も結局点を加えることが出来たのは青北だけ。

 青北は、突破役とフィニッシャーの役割が明確で、接点も強く、何より、ディフェンスでものすごく前に出て中央にスペースを与えなかった。選手たちは自信を持って戦っている様子。正直、感嘆するような独自性、というようなものはないけれど、迷いのなさとディフェンスでの素早さは見ていて気持ちよかった。育英相手にどれだけ通用するかが楽しみである(と、一応育英が格上の表現にしておきます。これで青北がぼろ負けしたりすると、育英の素の力も大したものかも)。

 逆に秋田中央はどこで点を取るのかがぼやけていた。クラッシュするのか、大外まで回すのか。クラッシュもボールを奪われがち。バックスラインにスピードが必要だと思うのだが、パスを受ける時、投げる時の動作や判断が緩慢(だったり止まっていたり)して、その間に敵が来てしまう、というシーンばかり。普段練習ではどうしているのだろうか。


 と、簡単にこんな感じでごめんなさい。いわきは遠すぎて、ただ遠いだけでなく山道を抜けていくので、熊谷とは疲労度が違いすぎ、これでも頑張りました…。すみません。
 

 帰りの車で、観戦記全部書けるかなあと考えていたが、どうも、うまく考えがまとまらない。
 どのチームも、攻撃でのミスが多いというか、攻め手に工夫がないというか、結局体の強さがものを言う、という結論になってしまうのか、などと考えていたら不安になって、自分の性格が悪くなってひねくれた見方をしているだけなのかもしれないと思ったり。

 もちろん、勝ち上がっているチームはディフェンスで相手のチャンスをきっちり潰せるので勝つわけで、ディフェンスに関しては勝者たちの反応の速さ、かけるプレッシャーの強さなど、感心させられることは多々あった。

 でも攻撃が…。


 負けたチームは、スコアで上回れないから負けたわけで、攻撃が劣って見えるのは当然である。実際非常にもったいない部分が多かったり、荒削りすぎたりして、本人たちも不満が残るだろう。
 しかし、勝者の攻撃にも特に目を見張るような優れたものが見つけられない、ということもちょっと感じてしまったりして。きっちりした攻撃(曖昧な表現ですみません)、というのが苦手なチームが何となく多いような気がする。成り行きに任せるのではなく、きちんと仕掛けて計算どおりにとる、というやつ。細かい工夫を私が理解できていないだけなのだろうが…。
 単純に言えば、このチームを花園で見たい!と思えるチームに今のところ出会えてないということだ。唯一青北の強さがどれくらいの相手にまで通用するのかという点には興味があるけれど。夏過ぎたら化けてくれるというのを期待するしかないのかな。

 
 明日からは多分行けないので決勝を見届けられないのが残念だが、見られなくて悔しいようないい敗者戦、三位決定戦、決勝戦になるといいな…。

 プログラムが買えなかったのでちょっと凹みながらお届けしました。
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by kefurug | 2008-06-20 23:57 | 高校ラグビー

とりあえず、非常に個人的な思いを書き綴ります。


by kefurug