三ツ星

 素晴らしかった…。



 花園準決勝、第一試合。

 花園出場経験がない今年の三年生なのに、啓光はやはり貫禄がある。
 東福岡も強いのね、やっぱり。
 レベルが高いとはこういうことか、と思う。県大会なんかでいい試合だなあと感じるものとは明らかに段階が違うというか…当たり前か、花園準決勝なんだから、と考え直す。
 レベルが高くて尚且つ面白い。この両者の戦いならむべなるかな。


 これはやっぱり啓光の攻め勝ち…なのだろうか。
 東福岡は、何となくカラーと違うような気がするFW近場勝負に打って出たけれど、それに打って出てしまった、そう切り替えてしまったということ自体が多分負けだったのか…。
 切り替えられるだけチーム力があるということなので、それはすごいことなのだが…。
 啓光はあれだけラインアウトが取れなかったのによく勝利を手にした。
 堅いディフェンス。
 攻め続けられる能力、センス。
 WTB国定君にはなれなくていいけど、FL6宣原君か7後藤君になってみたい。タックルしたい。ジャッカルしてみたい(あれ、新年はこういうキャラでいくのかな?)。
 

 東福岡については、本当は三回戦と準々決勝を上げてからでないとまとめられないという恐ろしいことに気づく。またずっと花園に魂おいておかなきゃいけない状態か…。
 本当はさっさと書きたかったのに、花園→すぐに仕事(根性無しなので、人並みくらいの稼働率でもうくたくた)。長距離移動の疲れを取る暇無し、で、記事を書こうとすると頭が痛む日々だったのがたたる。
 今日は少し元気になったので、自分でもうれしい(ラグビーを見ている時と、見る為にスケジュールを組んでいる時は大丈夫なのだが、疲れて二三日後が一番駄目な人になっている…)。
 宣言したとおり、少しずつ頑張ろう…。


 第二試合。
 第一試合に比べて、初々しい印象。やはり、互いに準決勝の舞台(はおろか、準々決勝も)は初めて。タックルにはばしばし入るが、アタックが硬い。
 精密機械だったはずの御所SO吉井のキックがこの日はいい位置に落ちない。NO8中川、CTB岡本の突破も利かない(これは流経柏戦で既に分かっていたが)。
 それでも御所の攻めている時間の方が長い。
 京都成章は、ディフェンスの出足は早く、そしてしつこく守り、結局トライを許さなかったが、敵陣深くに入る機会が少なかった(ほとんどなかった?)ので、結局試合の流れを摑めなかった。
 やっぱりどう点を取るかって、本当に難しい。
 第二試合を見ると、改めて、第一試合の両チームは点を取る術を持っている優秀なチームなんだなあと思う(別に御所と成章が駄目と言っているわけではない)。
 

 でも、第二試合の最後15分くらいの、御所攻める→取り切れない。成章ボールを手にする。でも敵陣深くにいけない。→御所SOキック→駄目。成章ターンオーバー勝ち取る。でも駄目。と続いた時間帯。「ここが勝負どころだ」というのが画面を通してでもはっきり伝わってきて、見る者も集中力を切らすことが許されない。もちろん選手たちは張り詰めている。1トライで逆転できる成章、守りきれば勝てるという逃げの姿勢でなく、何とか追加点を取りたい御所の攻防は、高校生の試合の醍醐味を見せつけてくれていたような気がする。あの必死さは…。「感動」という言葉に寄っていくのは嫌だが、どうしてもそういう思いの部分に感応してしまうのも確かだ。


 それぞれ試合を制した両者が遂に決勝へ。結局、Aシードの二校、春の選抜と同じ顔合わせ。
 ストーリーを描くなら、「御所が春のリベンジ、初優勝」でも、「啓光涙の復活」(だって、優勝したら絶対新聞は「涙の」をつけるよね)でもいいのだが、得点力を考えると啓光が強いか…と少し予想。
 さて…。明日の勇者たちはどんな60分を我々にプレゼントしてくれるのだろうか。
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by kefurug | 2009-01-06 22:46 | 高校ラグビー

とりあえず、非常に個人的な思いを書き綴ります。


by kefurug