土曜日

 柏日体のジャージってどこかに似てると考えていて…



 「あ、そうだ。日体大に似てるよね!…って、日体だもん当然じゃん!」と心の中で一人突っ込みをしてしまった…。
 今まで気づかなかった。
 ちなみに、専大松戸も大学と同じ白・緑のボーダーである。
 流経は、大学と全然違うけれども、何故?何か意図が?


 今年の新人戦のコンセプトは、「普段行けない試合を見に行く」なので、この日は成田へ。
 市の競技場という割に、駐車場の使い勝手が悪いのが難点(もうちょっと台数がおけてもいいんじゃないかと)。もうちょっとの工夫でどうにかなると思うのに。
 それはともかく。


 始めて行くグラウンドなので、念のため椅子を持っていったところ、これが正解。遠くから見た時は「スタンドあったのかー。じゃあ椅子いらなかったなー。」と思ったのだが、行ってみるとそれはコンクリートの階段であって、人が腰掛けるべきものではない(笑)。でも、座ってらっしゃる方々はいて、「つわものだな…」と感心した次第。小学生くらいの男の子が「(冷たいんじゃなくて)お尻がすごく痛いよ」とお母さんに訴えていたのは可哀想だった(そりゃコンクリートに直接座ったら痛いくらい冷えるよね)。


 
 第一試合 市立船橋 50-12 芝浦工大柏

 前半20分頃、市船が2トライ目、3トライ目を立て続けにとってしまったところで芝浦工大柏の気持ちが切れてしまったか、前半の終盤からは一方的なペース。前半を26-7で折り返すと、後半は市船が更に5トライを積み上げ、芝浦工大柏は終盤1トライを返すも遥かに及ばず。
 残念なことだけれど、弱い側にタックル出来ない選手がいると、どうしても点差は開く。タックルに低く一生懸命いっている選手も多くいるのだが、二人目の働きかけがないので、ターンオーバーにつながらない。一対一で倒しきれないのであれば、複数でどう防御するかを考えるしかないのだけれど、システムを作るところまでまだ達していないようにも思える。何しろ新人戦である。
 戦い方によってはもっと競った試合になったと思うのだが、芝浦工大側がまだ自分たちがどこで勝負するのかというポイントを絞れていないような気がして、その分、チームとしての経験値がそのまま点差になったような試合となった。
 勝ったとはいえ、市船にもミスは多く、コンバージョンの精度もこの日は低く、ストップザ流経は厳しいか。そろそろ千葉も新機軸がほしいような気がする。


 
 第二試合 八千代松蔭 35-8 佐倉
 
 前半、風上を選択した佐倉が積極的に攻める。SOのキックはいい位置に落ち、何とか外のスペースをWTBのために開いて勝負に持ち込むのだが、八千代松陰の防御がしっかりと止め続け、ゴールラインは近いようで遠い。
 中盤、八千代松蔭は距離のあるところからペナルティゴールを狙う。このキックは全く届かず佐倉のフェアキャッチとなったものの、敵陣に入ることに成功、攻撃に移ろうとした相手をまたも防御で仕留め、ワンチャンスをものにして先制を果たした。終了間際、佐倉は何とかPGを一本返し、7-3で折り返す。
 後半、すぐに松陰がトライ、中盤、佐倉が一本返し、ここからが勝負…というところで、直後のキックオフから松陰が立て続けに2トライを加え、28-8となってしまったところで大勢が決した。
 
 八千代松蔭の、オフサイドぎりぎりではないかと思われる速い潰し。かなり速いので、それは本当に反則ではないのか?と思う瞬間もあった。
 しかし、レフェリーは、両チームに対して、松陰に対しても明らかにオフサイドであるものはとっていたので、これはやはり積極果敢に守った八千代松蔭のディフェンスの勝利といえる(ただ、ラックからボールが出ているかどうかの判定がレフェリーや状況でばらつきがあるようにずっと感じている。この辺って、「こういうのが出てる状態です」っていうファン用のビデオでも作ってくれればいいのに)。
 この日の八千代松蔭は明確に意志が統一されているように感じられた。絶対に守りきり、防御で前に出る、と。

 攻めていて、攻めきれない時、試合の中で選手たちは「何故攻めきれないのか」を解析し、「どう対応すればいいのか」を考え実行しなければならない。それには結局、前段階でどれだけ「自分たちの攻め手が通じない」という状況をシビアに想像できるかということが関係してくるだろう。しかし、この「通じない」ことを想像するというのが、きっと、様々に難しい。
 いいチームだけれど、得点が取れない内に気持ちが崩れて負けていく、というのを見る度に、いろいろ考えさせられる。


 
 第三試合 流経大柏 112-0 柏日体

 (多分)もともと力の差が大きい×挑む側がタックルが出来ない=百点ゲーム。
 残念ながら、柏日体がタックルが出来るチームには見えなかった。ライン際のディフェンス、攻守入れ替わる際の擦れ違いざまのタックルは苦手なチームが多いので仕方ないにせよ、腰が引けている。十分な間合いがあるところで、待ち構えているように見えて、なす術もなく抜かれる。飛び込むことが出来ず、腕だけで掴まえにいく。
 気持ちに体がついていかない。
 どうにかしなければ、という思いはあるのだ。でも、おそらくタックルの仕方が分からないから怖くて出来ない。必死で追いすがって、何とかジャージを摑んで引き倒すのが関の山。相手は既に大きくゲインしている。反則にならないだけ儲け物、というぐらい残念ながら効果的なディフェンスとは言えない。
 
 もちろん、中にはいる。例えばNO8が、チャージで前に出ることで「何も出来ずにいてたまるか」という姿勢を見せる。しかし、それがずっと続くうねりとなることはない。

 これは感想に過ぎないのだが、タックルの仕方をきちんと習っていないのではないかと感じた。
 これは、批判でも何でもない素直な感想だ。そういうチームは意外と多いのではないかと思うからだ。中央大学なんて、きちんとしたタックル練習なんてやっていないとしか思えない戦いぶりであるのは象徴的(「やっている」と異論があるなら、選手が試合できちんと出せるようにしてほしい)。基本プレーに関して、実は、ただ「何となく」練習しているチームは驚くほど多いのではないかという気がする。
 しかし、本当に楽しくラグビーをするなら、タックルをきちんと出来るようになることが避けては通れない(当然ながら…)。
 この試合に自分が出ていたなら、何も出来なかったという虚しさ、無力感と、自分に勇気がないのかという失望とだけが心の傷として残ってしまうのではないだろうか。それでもラグビーを愛し続けるというのは、きっと難しい。そういう思いをさせないであげてほしいし、そういう思いをもうしたくないなら、悔しいと思えるなら、選手たち自身も自分で研究して頑張ろう。
 これからまだ時間はあるのだから。

 ということで、この試合で流経柏が今年どうかというのはよく分からない。
 相変わらず、コーチと監督でそれぞれに指示を出しまくっていて、アナウンスは一箇所にした方が選手にはよく伝わるのではないかと、つい考える…。 


 
 第四試合 千葉北 36-0 専大松戸

 以前、他の学校の試合を見ている様子を見て、いつか千葉北の試合を見てみたいと思っていた。
 
 千葉北のキックオフ、これを専大松戸がノックオンしてしまったところから、千葉北がいきなり先制。専大松戸もその後すぐにPGを狙うがこちらは逸れる。
 五分のようでいて、集散の速さ、接点での攻防で千葉北が少しずつ上回っているように見える。結局、じわじわと相手ボールを奪う機会が増えた千葉北が、前半の後半には2トライ1ゴールを追加し、17-0で折り返す。
 後半に入っても、開始早々ターンオーバーからトライを追加した千葉北が、堅い防御で相手に攻撃を許さず、36-0と逃げ切った。

 敗れはしたが、非常に印象に残った選手は専大松戸13。流れを変えるプレーは必ず彼である。ビッグタックル、ジャッカル、カウンターアタック、肝心な場所に必ずいる。
 しかし、責任感か、自分で何とかしようとする意識が強すぎて、自滅する場面も目に付いた。
 責任感、そして自信を持つことは何より大切だが、同時にチームの状態、みんなの意志、互いの信頼関係や試合中の具体的な周囲の動きとのバランスをとることが必要だ。
 一人では、火花が散るだけで燃え盛る炎を生むことは出来ない。
 チーム全体に火をつける役割が出来るようになった時の姿をもう一度見てみたい。 

 前にある方から、「いいチームはミーティングの輪が自然と小さくなる」ということを伺ったのだが、この日のハーフタイムの千葉北のミーティングの輪の密度の詰まっていること。試合に出ているわけではないウォーターボーイの一年生の背中も、引き締まって見えた。
 タックル、起き上がってすぐさま次の相手にタックル。ハードタックラーに出会うのはラグビー観戦の醍醐味だが、千葉北のタックルは、12番を中心に何だか感動した。
 次の相手である流経大柏にも、気持ちのこもったディフェンスが出来るかどうかにこのチームの真価が問われる(得点できないと挫けがちなのでそちらも重要だけれど)。



 
 力の差があると思われる試合に関して、敗者側に厳しい内容を書いてしまったが、いろいろな試合を見ている限りでは、「精一杯ディフェンスしていても力の差が埋まらずに得点を奪われる」のと、「ディフェンスにどこか弱さがある」のとは違うと感じるので、敢て見ていて感じた通りに書いた。
 だから、この日は堅守を見せた八千代松蔭、千葉北の二校は、より強い相手にどうディフェンス出来るかによって真価が問われることになる。


 どうしてもうまくまとまらないが、UPします…。
 
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by kefurug | 2010-01-20 01:17 | 高校ラグビー

とりあえず、非常に個人的な思いを書き綴ります。


by kefurug