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こちらを先に…

 体調不良で、決勝観戦記、予選リーグまとめを放置しておりますが…(すみません)。
 お彼岸頃の風邪の根っこが残っていたらしく、選抜のハードワークでぶり返しました(笑 笑うしかない)。それなのに、土曜も日曜もラグビーに行ってしまう自分は大丈夫か(><)。試合の時は元気になるので、治ったか?と思うのだけれど、行き帰りの電車とか死んだように眠っている自分にびっくり(笑)。多分、昨日お会いした方々は「元気だったぞ?」と思われるに違いないのですが…。試合中は元気なんです(ラグビーってすげー 笑)。
 昨日も一昨日も全然思考力なく夜になるとダウン。昨夜熟睡したら、今日は人間に戻れたみたいです。

 で、本来なら選抜の記事(とかちょっとたまっているもの)が先ですが、とりあえず土曜日の試合を…。

 イーストジャパンHS対九州高校代表@江戸川陸上競技場
 高校セブンスに合わせて行われるのが、選抜の日程とかちあうのでいつもメンバー選びが難しそうだったり、いろいろ考えさせられるところもあるものの、隔年でも九州の選手たちが見られるというのはやはりうれしい機会である。選手たちは大変だろうが…。

 今回、両チーム共にディフェンスに手抜きがなく、見ていて面白い試合となった。一人が大きく目立つということは少なく、それぞれに出番が来た時には見せ場を作るよ、という感じ。
 どちらかというと、東日本の方がFWでしっかり勝負した後BKで仕留める。一方九州は、FW、BKというよりも前に出られる選手は前に出て、無理にクラッシュせずつないで、という感じの戦い方。何となく九州が強いような思い込みがあるので(笑)、関東が互角に戦っているのが意外に思えたりもしたが、考えてみると、九州の方が、選抜どころか花園にも出ていない選手も多数参加していて、九州ラグビーの底力というものを感じさせられる。
 九州には、東福岡勢は少なく、NO8も選抜で活躍した西内君ではなく、長崎南山の杉永君なのだが、彼のランというのも印象に残る。長崎南山はこんなにいい選手がいても新人戦で決勝に残れなかったのね。菅平のU17で印象深かったFL石橋選手(小倉)も、いつもいいところにいる。やはりFW第三列がいいというのはいいものだ。
 SHは、逆に後半出てきた東福岡の後藤君がチームと合ってなくてリズムを壊していたような…。これだったらどうして、去年のU17の平野君をそのままにしなかったのかな、とちょっと考えてしまった。
 政治力学?(笑)
 東日本キャプテンの小倉君は選抜から出ずっぱりで、お疲れ様と言いたいかも。
 それと、両チームFW第一列が優れているので、いい試合になるものだなと。

 もっと試合の内容が明確に簡単にまとまるかと思ったのだけれども、いざ考え始めると書くのが難しい試合で、とりあえずざっとした感想のみ載せます。
 様子を知りたい方は質問をどうぞ(笑)。


 
 この試合が終わると、いろいろな方々が続々と帰る(高校日本代表スタッフ陣、大学のスカウトっぽい人、某高校監督や、某高校監督、各地からのご父兄 などなど…ついでに、すぐではないけどこの後少しして、中央大学ラグビー部の面々が帰って行った。何故ここに?!)。
 しかしこの日、本筋のイベントは高校セブンスなわけなので。
 ということは分かっていたものの、とにかく体調に自信がなく、イーストジャパンHS対オール九州を見たら帰ろうと思っていたのだ…。それなのに。
 直前に行われた、7人制の「東北ー四国」で、東北の主将4小幡君の、小柄ながら状況に対する反応の速さ、気持ちのこもったプレーに目を奪われてしまったのが運の尽き(または幸運の始まり)。「こういう選手を各チームに見られるのであれば、ちょっと頑張ってみようかな…」と、思ってしまったのだ。しかも、最初は、東北をもう一度見たらそれで帰ろうと思いつつ、「折角だからここまで…」、「さっきの試合では分からなかったからじゃあ次…」と、結局決勝リーグを全部見てしまった。のんびり見た上に、どのチームも印象に残る選手はいたので全部書いたらきりがないけれど少し。

 
 トライ王で、村田亙さんの監督賞を受賞してもいる九州の永田君は、文句なしにすごかった。走るコースがいいし、タックルもいい。体は小さいけれど、もっともっと見てみたくなる選手だった。
 ボウル優勝の四国選抜もいいチームだった。前に出ようとする意思が見て取れて、ラグビーへの思いを感じさせてくれた。
 そして、カップ優勝の関東選抜は、この日の王者にふさわしい強さを見せていた。大会MVPの9森田選手は、よくスペースが見えている様子。パスにランに、大活躍で勝利へ貢献。彼一人に限らず、今回は関東選抜が個々の能力の部分で頭一つ抜け出ているような印象を受けた。
 

 東北ー北信越の試合を見ていると、とにかく目に飛び込んでくる選手がいる。黒いヘッドキャップから伸びた髪をなびかせて走る後姿が、本当に絵になる。闘志を強烈に漂わせていて、目がいってしまう。
 これは…とパンフレットを見てみると、今回、北信越選抜が「チームのアピールポイント」の中で既に猛フィーチャーしていた村澤大洋選手である。
 ここまで書くか?というほどの賛辞も、納得。攻撃における華もあり、守備における激しさも、魅力的な選手だ。
 こういう選手を見られるというのは、観客として幸せなことである。
 ただ、彼の所属チームは下伊那農。長野の伝統あるチームが15人制に出場できない(新入生が入れば変わるのかもしれないが)という事実は、重い。


 関連して…
 新人戦で神奈川県大会の三回戦の見に行った際、公文国際と松陽の合同チームの戦いがとてもよかったので、春の県大会にはどんな形でそれぞれエントリーしているのかな、と神奈川県の組み合わせを見ると、松陽はあるけれど、公文国際は少人数制の方にも全然エントリーされていない!ショック。こうしてラグビー部って消えて行ってしまうのかしら。公文国際は、消長はあっても、それなりの実績もあるし、消えちゃうには寂しいチームなのに…。…。と、沈んでいたのだが、パンフレットで関東選抜にちゃんと選ばれているのを発見!
 よかった~(心から)。高校のチームが消えるのはどんなチームであっても辛いよ(涙)。
 ただ、7人制にも出ないというのは楽観は出来ないのだろうけれども。この大会自体が実は、高校ラグビーを巡る厳しい状況を示しているわけで、7人制がオリンピック種目になった今、15人制での合同チームの問題も含めて、少人数のラグビー部をどうしていくか考えなければ行けない状況にあるだろうな、と思いながら大会を見ていた。
 日本協会は当てにならないからなー(笑 & がっくり)。それでも、何とかみんなでいい方向にいかなければ、ね。

 さまざまな選手たちの輝きに触れられたことは本当にうれしいことだった。ただ、選抜の方法が地域に任されているようで、なるべく不公平がないといいな…と願わずにはいられない。少しでも多くの選手にいろいろな機会がありますように。
 
 パンフレットによると(上のリンクで見られる)、関東、中国ブロックでそれぞれ3月20、21日に合同チームの大会が催されたということなのだが、高体連のHPに全然載っていない。高体連はもうちょっとちゃんと載せてほしい…。関東協会も関東の大会は載せてくれてもいいのに、と思う(去年か一昨年、行きたくていろいろ調べても、相模原の地元のHPかなんかにしか載ってなかった…)。
 来年は(というか、今年も各地であるのであれば)ちゃんと高体連のHPに載りますように…。載せて!!
 
 
 本日もラグビーの現場からお伝えしました(笑)。
by kefurug | 2010-04-12 17:14 | 観戦記(高校)

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